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K's Report!

このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。

TOAST Pro編 その38

2012年オーストラリア・ケアンズ皆既日食の旅
Part10・遠征成果はいかに!?

遅ればせながら、ケアンズでの皆既日食関連の成果を、こちらの場を借りてご報告します。

まず、動画の方ですが、コラムにありました通り、今回はビデオカメラのよる動画撮影に替わり、デジタル一眼レフカメラによる撮影を試みました。これから将来のわたる撮影方法を模索するためのことです。最近では巷でも、デジタル一眼によるコマーシャルフィルムも確実に浸透してきているのは事実であり、これからも進化をすることが予想されます。

さて本題ですが、まず機材のご紹介。

鏡筒はビクセン製80mmアクロマート屈折望遠鏡。焦点距離は400mmですので、F値は5です。これにキヤノン製の2倍テレエクステンダーを装着し、焦点距離は800mm。35mm判に換算すると1280mmの望遠レンズということになります。

カメラボディはキヤノンEOS X4。天体撮影用に改造したボディなので、事前に日本にてホワイトバランスを調整した上で使用しました。厳密には、現地のライティングで採ったものではありませんので、合ってはいませんが、そこはそれでご勘弁。

搭載した赤道儀はTOAST Pro。これにジンバルフォークシステムを用いて接続しました。合わせて、太陽時スピードを用いてない、こともアタマに入れておいてもらえると助かります。(注)

:ここではFLASH動画をご紹介していましたが、FLASHのサービス終了に伴い、動画公開を終了いたしました。TP-2編にて、青年Kによるタイムラプス動画の作例をご参照ください。

結果はご覧の通りでありますが、撮影モードをオートに設定しましたので、太陽が細くなるにつれて、逆に明るくなってしまっています。これはオートなので仕方ないところです。ですが、逆にそのお陰で、部分日食から皆既日食へのリニアな移行が捕らえられた、とも言えます。

また、テレエクステンダーの功罪で、大きく捕らえられたのは良いのですが、ゴーストが派手に発生しました。テレエクステンダーの使用は直前になって決めたもので、充分なテストが行なえなかったのが原因です。カメラ側に近いレンズが存在したことが要因として考えられます。

動画ならではの、臨場感が伝われば幸いと思います。最後のダイヤモンドリングの前後に、瞬間的に現れた「雲に写ったシャドウバンド」も見逃せません!

静止画の方ですが、コラムに掲載したモノの大きい判です。

広角で捕らえたモノは、レンズがニッコールED14~24mm。その場の前景と照らし合わせて、24mmの焦点距離を選択。シャープな像を得るためにFは4程度まで絞りました。メーカー違いのボディとレンズの組み合わせなので、厳密なところは不明ですが、大体ね。カメラボディはキヤノンイオスX5。これも天体改造を施してありましたが、事前にホワイトバランスを調整。「マジックランタン」を用いて、全自動撮影としました。

そこそこ望遠ですが、レンズはリケノン50mmF2。絞りはF4。皆既時高度と前景の関係で50mmを選択。カメラボディはキヤノンイオスX2。天体改造ボディにつき、事前ホワイトバランス調整。こちらは「マジックランタン」が使用できないので、通常のオートブラケット機能で対応。これでは、コマ数は稼げませんが、それでも数十コマが得られました。

これも全自動です。

望遠鏡によるアップの写真ですが、鏡筒はBORG77EDⅡ望遠鏡。焦点距離は510mm。F値は6.6。マイクロフォーカサーを使用して精密なピントが得られるようにしました。カメラボディはキヤノンイオス50D。「マジックランタン」をぶち込み、数百コマを得ようとしましたが、機能を使い果たせず・・・となったことはコラムの通りであります。ですが、少ないコマから、何とか画像を生成しましたので掲載させて頂きます。段階露光+合成で得た写真です。

※この記事は2013年1月に掲載されたものです。TOAST Proは、現行モデル「TP-2」に継承されました

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