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TOAST Pro省電力設計の実力とは?アルカリ単三乾電池による駆動耐久実験!

取扱説明書や筐体の外部電源接続コネクタ付近にも表示されているように、モバイル赤道儀TOASTシリーズで使用可能な外部電源は、6Vから12Vまでの範囲となっている(初期ロットの一部を除く)。 そのため、様々な撮影条件に合わせて最適な外部電源を使用できるのがTOASTシリーズのメリットのひとつだ。

【アルカリ単三乾電池(LR6)を指定する理由】

付属の電池ボックスを利用する場合には、アルカリ単三乾電池(LR6)による運用が指定されている。
市販のアルカリ単三乾電池(LR6)は1本が1.5V、それを4本使用することでTOASTシリーズの駆動に必要な最低電圧6Vを確保するわけだ。
一方、家庭用のコンセントで繰り返し充電ができるリチャージブル電池の多くは、ニッケル水素電池と呼ばれる二次電池だ。
アルカリ型と同じ単三形乾電池でも、実は電圧が違うことをご存知だろか?
eneloop(エネループ)など代表されるこのニッケル水素電池、本体表示をよく見てみると電圧が1.2Vとなっている。つまり4本使っても4.8Vにしかならない。そのため、TOASTシリーズ用の電源としては適さないというわけだ。

世界各地でのモバイル撮影で活躍するTOASTシリーズ。だからこそ世界中どこを旅しても入手可能なアルカリ単三乾電池(LR6)がデフォルトとなっているのだ。しかもTOAST Proでは、新品のアルカリ単三乾電池4本で20時間以上も駆動するという。遠征先でこれほど心強いことはない。

【100円ショップの電池で駆動耐久実験に挑戦】

ちょっとした実験をしてみることにした。 近所の100円ショップで、8本セットの「EX POWER(中国製)」というアルカリ単三乾電池が特売品として店頭に並んでいた。1本あたりの金額はわずか13円という激安アルカリ単三乾電池。これを使って、TOAST Proの駆動耐久実験をしようというものだ。

念のため2台のTOAST Proを準備した。今回の実験では、中型クラスのボールヘッド(自由雲台)に100mmの中望遠レンズをつけたデジタル一眼レフカメラを搭載し、実際の撮影時の条件に近づけるための負荷をかけることにした。

果たして「EX POWER」なる激安アルカリ単三乾電池は、TOAST Proでどの程度の実力をみせるのか!?
オフィスの片隅にセットした2台のTOAST Proの電池ボックスに新品の「EX POWER」をセットし、いざ実験開始!

【結果はいかに!?】

・・・といっても、様子を初めて見に行ったのはいきなり20時間が経過してからだった。
20℃の室内で20時間駆動というのは、もともとTOAST Proの製品仕様なので、途中で一度も確認すらしなかった。もちろん20時間が経過しても赤いパイロットランプは点灯、ステッピングモーター特有のカチカチカチカチ・・・というパルス音をたてながら問題なく駆動している。経過時間と、動いた角度が一致しているので、正しく追尾している状態だ。
ここからさらにどのくらい頑張ってくれるのかが今回の見どころ。

ちなみに、モーターが発するこのカチカチ音、TOAST Proの正しい駆動状態を診断する上で役にたつのでぜひ一度耳を近づけて聞いてみて欲しい。
ハーフスピード駆動の星景撮影モードにスイッチを切り替えると、パルス音の間隔が星野撮影モードの半分になるのがわかる。それを覚えておけば、暗闇でも駆動状態を確認することができるというわけだ。

さて、それから5時間経過した25時間目・・・
特に変わった様子はなし。


30時間経過するも、全く変化なし。
さらに5時間経過した35時間目あたりで、わずかにパルス音が弱くなってきた気がしないでもないが、まだ正常な追尾状態を維持している。

そして、それから1時間経過したころのことだった。パルス音がピタリと止まった。ここで1本わずか13円の激安アルカリ単三乾電池「EX POWER」は力尽きたようだった。ちなみに実験に使用した2台とも、全く同じ結果だった。

【えっ!?6日間もの撮影が可能!?】

もちろん使用するアルカリ単三乾電池の種類や状態、使用環境、負荷状態などによって、駆動時間は前後するものの、省電力設計のTOAST Proの実力をあらためて実感する実験結果となった。
35時間以上の追尾をこなしたのは、なんといっても1本13円(8本105円)のアルカリ単三乾電池。4本としてもわずか53円、恐るべし100円ショップパワー!
電圧不足のために人気のリチャージブル電池eneloop(エネループ)が使えないのはちょっと残念だけれど、4本53円のアルカリ単三乾電池で、実質6日間の撮影(一日6時間として36時間駆動で計算)ができるとしたら、1本400円前後のeneloop(エネループ)と比べても、お財布には結構エコだったりするかもしれない。

今回の実験をとおして、省電力設計ひとつとっても「モバイル赤道儀」という冠が伊達ではないことがおわかりいただけるだろう。
さぁ、モバイル赤道儀TOASTシリーズを片手に今夜もフィールドにでかけよう!