Enjoy! Toast
※ これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。
K's Report 限界に挑戦編 その3「TOAST氷点下20℃の世界へ!?」
さて、TOAST耐寒性能テストの結果は?というと下の表の通り。
一応、各項目2回繰り返したが、あっさり出来るモンだと思っていたら大間違い!一回凍らせてしまうと、解凍(?)するまでの時間が非常にかかるのだ。つまり連続して試験が出来ない!
一日に一回だけのトライで、まぁ面倒なことこの上ない…。
だが、オヤジの心くばりでマイナス10℃での試験も出来たので、参考になるとウレシイな。

また後日、この試験結果を元に開発の方とやりとりすることが出来た。
ちょっとオモシロイことも聞けたので書きます。要点は次の通り…、
「マイナス20℃での試験は大いに意義があると思いますが、結果はあくまで目安です。
理由としては、使用されている電子部品の作動保証温度を超えているからです。
一般的に民生用で販売されているIC等電子部品のほとんどは摂氏0℃以下の作動は保証していません。つまり摂氏0℃以下では性能が出ないことになります。
しかしながら実際に望遠鏡に組み込んである場合、モーターに近かったり、手で保温してあったり、回路自体の発熱などその都度条件がかなり異なり、まちまちになっているようです。
”寒くなって、グリスが固まって、止まった”などとよく聞きますが、案外こちらの要因が主になっているかもしれません。
また、内蔵電池も丸ごとマイナス数十度になる訳ですから、電池個体による性能差も大きいと思われます。
余談ですが、モバイル赤道儀TOASTの摺動に使用しているシリコングリスはマイナス60℃仕様ですが、マイナス20℃くらいでかなり硬化します。
常に動いている場合は潤滑の役目を果たしますが、いったん硬化してしまうと再び動かす為にはかなりのトルクを要します。完全に硬化してからは、いかにマイナス60℃仕様といえども動かなくなると思われます」
とのこと。
うーむっ、そうなんですか!電子部品の氷点下使用は例外的な使い方だったんですね。各メーカーさんも大変ですね。
で、試験結果と開発の方の話を総合して考えると、おおよその結論が導き出されると思う。撮影する際の気温、搭載するレンズ重量、撮影スタイルによって、用いる電源をウマく考えるのが賢そうだね。
その点POCKET MOBA MVは必要な出力電圧を自由に設定できるからTOAST用の外部電源としてはかなり便利かもね。しかし思ったより想像以上に長く保つモンだねぇ。ちょっとおどろいた。でも、あくまで目安にして下さいね。
ちなみにですが、POWER OFFの状態でマイナス20℃に3時間放置した後、電源投入したモノは(LEDは点灯するものの)うんともすんとも言ってくれませんでした。開発の方の言った通りだったね。